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来週から始まる米国企業決算ラッシュに向けて持っておきたい視点

来週から米国企業決算ラッシュが始まる

 14日にマイナビウーマンさんで米国株に関するお話をしてきます。その補助資料的にブログに記事を挙げておきたいと思います。

 

 まず、14日から米国企業が決算のピークを迎えます。SBI証券の米国株決算スケジュールを見ると、2月上旬ごろまでこのピークは続くことが確認できます。3か月に1回の決算ラッシュですね。

1・2月の米国企業決算スケジュール

1・2月の米国企業決算スケジュール

 1月2日に、Appleが2018年10~12月期の売上高が当初予想よりも5~10%低い840億ドル(約9兆1600億円)にとどまる見込み、ということを発表したばかりです。この見通しを受けて、年始の米国株市場はさらに軟調となりました。

 

 今回の決算ラッシュは、この悪決算見通しがApple固有のことなのか、それとも米国企業全体のことなのかを見極める1つの試金石になるでしょう。特に、持ち株の決算に関してはチェックしておきたいところです。

評価の分かれるISM景況指数と雇用統計

 年始に注目された、2つの経済指標がありました。1つはISM景況指数で、もう一つは雇用統計です。さらっとおさらいしておきましょう。

市場をひどくがっかりさせたISM製造業景況指数

ISM景況指数の5年グラフ

ISM景況指数の5年グラフ

 ISM製造業景況指数は50が1つの節目になっています。50を下回ると景況感は悪化、それ以上ならば良いとされています。直近の5年で見るとチャイナショックのあった2015年夏から下がり始め、2016年初頭に底打ちしています。

 

 2016年初頭以来50を切ったことはなかったわけです。直近の指数も54.1ポイントと悪くはないのですが、以下の理由で大きく失望させるものでした。

  • 5ポイントを超える大きな下げ
  • コンセンサス予想57.9を大きく下回る

 5ポイントを超える下げ幅というのは2008年10月以来の下げでした。つまり、下げ幅だけ見るとリーマンショック以来ということで、多くの人によろしくない想像を働かせるに十分なものでした。

市場を元気づけた雇用統計

 ISM製造業景況指数の翌日に発表された雇用統計です。

  前回値 予想 結果
非農業部門就業者数(万人) 17.6万人増 17.7万人増 31.2万人増
失業率(%) 3.70% 3.70% 3.90%
時間給賃金(前月比) 0.20% 0.30% 0.40%
時間制給賃金(前年比) 3.10% 3.00% 3.20%

 これはコンセンサス予想を大きく上回る31.2万人増で、良い意味で予想を裏切りました。前日のISM製造業景況指数が記録的に悪化していただけに注目が集まりましたが、これで市場の雰囲気も一気に変わりました。

 

 株式市場はこのあと大きく動意づきます。下げて売り、上げて買い、で往復でやられている人がいてもおかしくない相場ですね。

明らかに株価を意識している要人発言

 年末年始の株式市場の乱調を受けて、トランプ大統領とFRBのパウエル議長が相次いで発言をしています。

 

 2019年に2回の利上げをする意向を示しているFRBのパウエル議長ですが、12月の利上げ以降の株安を見て発言がブレ始めています。1月末のFOMCにおける発言も引き続いて注目されていいでしょう。

 

 また、トランプ大統領は経済に関して非常に敏感で、Twitterでもよく発言しています。

  先の雇用統計へのコメントですが、これだけ頻回に株価に言及する大統領も珍しいですね。これに限らず、よく前の民主党政権やオバマ前大統領、そしてヒラリー候補を引き合いに出しながら自らの業績を述べています。これが保守層、右派に非常にウケているのですよね。

 

 トランプ大統領は言うまでもなく「アメリカファースト」を第一に掲げており、先の法人減税に見るように、経済の活性化に関しては非常に敏感です。株価にとっては大事です。株価が下に行き過ぎた時にはほとんど必ず口先介入をしてくるからです。

 

 ただし、あまり行き過ぎるとバブルを醸成しますから、難しい匙加減です。しかし、今のところ有効に下値を支えています。

S&P500のチャートに注目が集まる

 テクニカル面でも注目が集まります。

 S&P500は2550と2600の近辺で以前の下値支持線、今の上値抵抗線があります。これは2018年2月の調整で意識されたもので、これまで何度も下値とされてきました。それが年末に割れたわけで、一気に失望を伴う売りが加速しました。

S&P500のローソク足チャート

S&P500のローソク足チャート

 その後、雇用統計と並行した要人発言で一気に戻ってきたわけです。しかし、今度は上値抵抗線として意識されており、ここをきちんと突破できるかどうかが1つのポイントになります。もし跳ね返されれば、しばらくは強固なレジスタンスとして意識されていいでしょう。

 

 上放れるためには何か起爆剤が必要で、それは好決算か米中貿易交渉の行方、そして月末のFOMCということになります。中国は米国との貿易交渉のリミットとされる三月上旬に全人代(全国人民代表大会)を控えています。つまり、何らかの成果を出したいのは米中とも共通するということです。

 

 逆に、材料が出ない場合は戻りいっぱい、下落も考えられます。失望売りというわけです。1月のボラタイルな相場から見えてくる流れは、ある意味では今年の相場を占うことになるでしょう。

 

 うねりを取りに行くのか。淡々とつみたて投資を行うのか。いずれにしても、値動きに心を乱されないように、自分なりの投資方針を決めておきたいですね。

 

まとめ

  90日指値を使えるマネックス証券ですね。米国株の取り扱い数でも出色です。

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  2018年はマイナスとなったS&P500です。4年連続してマイナスになったのは100年近くの歴史の中で3度しかありません。

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  積み立て投資は月に一回ぐらいの設定が良いかもしれませんね。未だに変えていませんが、4月からがらりと体制を変える決意でいます。

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Source: たぱぞうの米国株投資
来週から始まる米国企業決算ラッシュに向けて持っておきたい視点

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