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おはようございます、ぺんたです。
一昨日はびっくりするようなニュースが2つ流れた日でした。
ひとつはジャパンライフという健康器具販売会社が詐欺的商法の末破綻したというニュース。もうひとつはシェアハウス販売会社TATERUが顧客に不正融資を行ったというものです。
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ジャパンライフのニュースはワイドショーでも広く取り上げられましたからご存じの方も多いと思います。
顧客は高額な健康器具をジャパンライフから購入します。その商品をジャパンライフにそのまま預託すると、そのレンタル収入の一部として年6%の配当が受けられるというスキームだったようです。
目を疑ったのはその健康器具の高額なこと・・・。なかには600万円もする磁気治療器もあったようです(^_^;
たまたま見たワイドショーでは、持っている資産すべてを現金化し、累計2億円をジャパンライフの商品に突っ込んだという男性が顔出しで登場していました。
2億円ですから6%だとすると年間1200万円のレンタル収入を期待して投資したのでしょう。本当にそんな収入が永遠に入って来るのであればオイシイ話です。
ところがジャパンライフが第三者にレンタルしていた事実はどうやらなかったようで、顧客が手にしていたレンタル収入は他の顧客を欺して得たお金を自転車操業で回していたものでした。
ジャパンライフの経営破綻によって投資していたお金がパーになってしまったことでその男性は憤っていました。
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TATERUの件は我々に身近な世界の話です。シェアハウスを顧客に販売するために、手元資金のエビデンス偽装を最近までTATERUが指南していたということです。
全賃さんのニュース記事によると手元資金がほとんどない男性がシェアハウスを購入しようとしたとき、TATERUが現金670万円を振り込んできて、「この金を3行のネット口座に移し替え、スクリーンショットを撮って下さい」と指示されたとのことです。
言うまでもありませんが手元資金が豊富にあることを偽装し、銀行を騙すためです。
かぼちゃの馬車・スルガ事件であれだけ大騒ぎになっているのに、TATERUは性懲りもなくこんなことを続けているんですね。多額の現金を顧客に振り込むのですから完全に会社ぐるみでやっていることです・・・💦
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一方は富裕層、もう一方はお金を持たないサラリーマンが対象と、全体像はぜんぜん違う事件ですが、両者に共通するのは依存心と常識のなさだと感じました。
「600万円もする健康器具を高額なレンタル料を払って借りる人がいるか?」
と聞かれたらほとんどの人が
「そんな人はいない!」
と即答することでしょう。だって年間36万円の配当を得るためには、しょうもない腰バンドに毎月3万円以上も払う人がいなければなりません。
しかしいまどきあんなもの1万円ぐらいで購入できちゃいますからね。お金を投資するだけでジャパンライフがずっと配当を払ってくれると信じるなんて、大甘で非常識です。
また、自己資金がほとんどなく経営能力もないのに億を超えるシェアハウスのオーナーになれると考えるのもどうかしています。
ましてやTATERUから指南された通りにエビデンス偽装をやった人がいたとしたら、その人は詐欺の実行犯ですから目も当てられません💦
シェアハウスの経営はTATERUに100%依存していると思われますが、いずれTATERUも経営破綻するでしょうから傘下のオーナーたちも手痛い代償を払うことになるでしょう・・・。
ワイドショーなどでは被害者として紹介されていたこの方々に私は全く同情できませんでした。
私は事業を経営するにあたって、自分自身を律することと常識的な判断を下すことの2つを自分に課しています。だって全て自己責任ですからね・・・。
今回ご紹介した2つの事件の「被害者」も間違いなく自己責任だと私は思います。
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Source: ぺんたの地方不動産投資日記
TATERUの不正貸付とジャパンライフの詐欺